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- パリ・オープン大会参加記-
(副題:便乗新婚旅行)
2005年3月25日から27日まで仏パリで開催された第1回プンチャック・シラット 国際オープン大会 in パリに参加してきました。
日本からの参加者は選手2人、コーチ3人の総勢5名。選手よりスタッフの方が人数が多いっつー不思議な編成。大会概要やらその後の便乗観光旅行やらを写真を交えてご紹介します。
第1回プンチャック・シラット 国際オープン大会 in パリ概要
(1)大会について
(2)大会参加国
(3)大会日程
(4)競技種目
(5)競技結果
大会こぼれ話・裏話
3月24日(木):移動日
3月25日(金):到着&開会式
3月26日(土):本番
3月27日(日):表彰式とか閉会式とかセーヌ河クルーズとか
3月28日(月):パリ一日観光
3月29日(火):移動日フタタビ
3月30日(水):KL着&ショッピング
3月31日(木):KL見学
4月1日(金):最終日
4月2日(土):KLIAへ
第1回プンチャック・シラット 国際オープン大会 in パリ(25~27th Mar. 2005)概要
第1回プンチャック・シラット 国際オープン大会 in パリについて
東南アジアのマレー文化圏発祥の格闘技プンチャック・シラットは、意外とヨーロッパでも盛ん。世界大会(World Championship)ではヨーロッパ選手がメダルを手にするまでの実力をつけつつある。そんな躍進を支えているのが、ヨーロッパにおいて催される各種の大会。選手達は日々の練習に加え、年に数回、ヨーロッパのどこかで開催されているオープン大会や欧州選手権で実践経験を積むことにより確実に試合慣れし、実力を培っている。本大会はそんなヨーロッパにおける選手強化及びプンチャック・シラットの普及、さらにはインドネシア文化の普及を目的に開催された。
開催が決定してから12月26日にスマトラでの大震災が発生したため、急遽チャリティーとして入場料が設定されたようだ。
仏プンチャック・シラット連盟は仏柔道協会とつながりがあるらしく、今回の会場はフランスの柔道用武道館Institut National du Judoが準備された。
ヨーロッパ諸国(7) : フランス、ドイツ、オランダ、ロシア、スペイン、スイス、イギリス
東南アジア諸国(3) : マレーシア、フィリピン、シンガポール
その他(2) : 日本、スリナム
*上記以外にインド・ネパール・イタリアの3ヶ国が参加を予定していたが、直前にキャンセルした様子。
東南アジアと違い、欧州の雄フランス、さぞかし運営は時間通り・・・なんてと思ったりはしなかったが、予想どおり、遅れた。基本1時間押し。
日付 イベント 25(金) 選手登録 / メディカルチェック / 体重測定
テクニカルミーティング・組合抽選
開会式26(土) 試合部門予選
演舞部門
プンチャック・シラット・フェスティバル27(日) 試合部門準決勝・決勝
表彰式
閉会式
プンチャック・シラットの試合には大きく分けて、体重別の階級で打ち合う試合部門と規定の型を競う演舞部門とがある。今大会では参加選手の人数の都合上、国際プンチャック・シラット連盟で規定されている全てのクラス/型が行われたわけではない。(黄色は日本選手が参加した種目。cizmaは演舞部門Tunggalに参加)
1.男子試合部門(Tanding) Bクラス - 50kg以上55kg未満 Cクラス - 55kg以上60kg未満 Dクラス - 60kg以上65kg未満 Eクラス - 65kg以上70kg未満 Fクラス - 70kg以上75kg未満 Gクラス - 75kg以上80kg未満 Hクラス - 80kg以上85kg未満 Iクラス - 85kg以上90kg未満 Open - 95kg以上110kg未満 |
2.女子試合部門(Tanding) Bクラス - 50kg以上55kg未満 Cクラス - 55kg以上60kg未満 Open - 75kg以上90kg未満 |
3.男子演舞部門(Seni) Tunggal (ソロ) Ganda (ペア) |
4.女子演舞部門(Seni) Tunggal (ソロ) |
最多メダル獲得国はフィリピン、MVPもフィリピンの男性選手でした。詳細は公式HPをご覧ください。
大会こぼれ話・裏話 & パリ・KL観光記
大会参加をメインとしつつも、1日のパリ観光と、3日間のクアラ・ルンプール滞在のイマサラ新婚旅行気分が副題の今回の旅行記をば。
諸々検討した結果、南回りでの欧州行。マレーシア航空に乗って、KL(クアラ・ルンプール)でトランジットし、丸1日かけての大移動です。いやあ、欧州は遠い・・・
メッカ巡礼のときにも立ち寄ったクアラ・ルンプール国際空港(KLIA)は、きれいで近代的な空港です。でも、トランジットのための時間、5時間(!)を潰すのはかなりシンドイ。ネットでもしようかとビジネスセンターを見に行ったら、30分US7ドル・・・・高いので却下。結局免税をぶらぶら覗き、ロビーのテレビをぼーっと見て過ごしました。
ゲートが開いたのでそちらに移動すると、マレーシア・プンチャック・シラット協会の知った顔が。選手は事前にフランス入りしたそうですが、おエラいさんは早く行って調整する必要がないので、同じフライトです。KLからCDG(パリ)に行く便は毎日飛んでいるわけではないので、誰か知った顔(選手なりおエラいさんなり)がいるかな、と思っていたけど、本当に会うとはちょっとびっくり。
深夜にKLを出て、起きたらおフランスの予定。
早朝、パリのシャルル・ドゴール空港(CDG1)に到着。マレーシア航空は成田で言うところの第1ターミナルに到着するので、ちょっと寂れた感じのターミナル。ラテン人種はのんびりしてるのか、朝から働くのが辛いのか、荷物が出てくるまで1時間ほど待たされた・・・。
事前に調べた結果、日本でユーロに両替していくほうがお得、かつ、現金ではなくカード決済メインがいい、との結論に落ち着いていたので、CDG空港で両替はしませんでした。でも、レートがいくらなのか知りたくて覗いたら、これがまたびっくり!!cizmaは銀行レート147円の頃、両替商で146円で両替していたのですが・・・CDGの銀行窓口はなんと153円!!!あんじゃこら。ちなみに、入管後の千葉銀行窓口では143円でした。さらにさらに、クレジットカードの請求は141円できてますワ。使い方にさえ気をつければ、やはりカードでお得、もとい、カードがお得、なんですね。
ゲートを出ると、仏プンチャック・シラット連盟のお迎えが来てました。渋滞していなければ3,40分の道のりが、結局1時間ちょい。それでも9時前には宿舎"Hotel FORMULA 1"に着きました。がしかし。なーんと、このホテル、12時までチェックインできないんですって。おぅのぅぅぅT_T仕方がないのでスーツケースをフロントに預け、近くのスーパーまでぷらぷらとお散歩に出ましたとさ。
スーパーに入ったら、偶然、前日にパリ入りしていたもう一組の日本チームメンバーに遭遇。申し訳ないけど、荷物を部屋に置かせてもらって、スーパーで買ったパンを食べさせてもらいました。10時過ぎには選手登録手続き等を行うために、会場へ。会場はホテルの隣なので移動は超ラクチン。体重測定をすませ、IDカードを受け取り、スケジュールをもらい、今日から27日までの昼食・夕食の食券を購入して、登録手続きは終了。
そうこうしているうちに、昼が近づき、海路郎さんともう一人のコーチ(インドネシア人)は金曜礼拝をしに出かけてしまいました。12時にはちょっと早かったけど、フロントに行ってみたらチェック・インが可能だったので、えっちらおっちらと荷物を運び、やっと部屋でくつろげました。荷物をほどいたらお昼ご飯の時間になったので、チームメンバーと指定された食堂へ。在仏インドネシア大使館のイブイブたちがお弁当を作ってくれてました。これから3日間、昼食と夕食はこのイブイブたち作のインドネシア弁当です。
夕方には組合せ抽選とかがあったけど、cizmaは部屋でのんびり。長時間のフライトの後、お疲れモードを癒すべく、ごろごろしてました。夕方にはまたお弁当を食べて、いよいよ、夜には開会式が始まります。入場に呼ばれるまでの間、控え場はなんと写真大会になってしまいました。
開会式は開会宣言や選手入場等、お決まりのコースをこなした後、プンチャック・シラットとインドネシアの文化紹介イベントに変わりました。バリダンスやお話仕立てのプンチャック・シラットの演舞など盛り沢山で、(チャリティーとはいえ)入場料を払って観に来てくださった観客の方々にも満足いただけたのではないか、と思います。
朝から動き通しだった一日も22時過ぎにやっと終わり、いよいよ明日から試合です。
昨日の段階からディスプレイ、というか開店していたのですが、入り口ではインドネシアや大会関連のグッズ販売コーナーが出てました。ちなみに大会オリジナルTシャツは10ユーロ。実はここだけの話、最終日には売り切らなければ、ということで、(サイズや色に制限はあったものの)1枚5ユーロ、2枚で8ユーロ、という大幅な値引きが行われてました。当然、cizmaは2枚で8ユーロ、1枚あたり4ユーロで購入しましたよ。
日本選手は午前中に1試合、夕食後の夜に演舞、の予定でした。開始が1時間押したので、結局午前中に予定されていた最後の2試合は午後に繰り越され、日本選手の試合も午後に。会場には試合場が2面用意されていたのですが、なかなかスケジュールどおりには進まないものです。観客は午前中より、午後の方が多かったですね。
日本選手の結果は、まあ満足のいく、というか、はるばるフランスまでやってきた甲斐のある、実りあるものでした。(銀メダル1個と銅メダル1個) 表彰式は、明日の試合部門の決勝戦が行われた後、となってます。
いよいよ最終日。いただいたメダルはエッフェル塔の形をし・・・てはいなくて、こんな感じ。表彰時の様子は、リアルに知り合いの方にお見せします^^;
閉会式はインドネシアから来仏してきてる楽団の生演奏とともに賑やかに行われました。最後にはみんなでアンクルンを持って"ブルン・カカ・トゥア"(インドネシアの童謡)を演奏し、一体感を味わったままの解散となりました。
既に片付けが始まった会場を後にし、明日帰国する先生のためにチームで夜のセーヌ河クルーズへと繰り出しました。乗り場から近いのでエッフェル塔も観に行きましたよ。が、実はこの日は復活祭で祝日。明日はその振り替え(?)でヨーロッパ中が3連休ということで、パリの混んでること、混んでること。セーヌ河クルーズはTDL並みの40分待ちでございました・・・でも乗った。
今日はパリ滞在最終日、1日フリーの観光日。今日のフライトで帰国する先生を見送ってから、9時にホテルを出ました。cizmaは学生時代にヨーロッパを友人と1ヶ月かけて回っていて、そのときにパリの観光名所は行っています。今回の観光は初ヨーロッパの海路郎さんに合わせたコースを作りました。
1日しかないけれど、とりあえず有名どころは全部観たい、と海路郎さんが言うので、出発前はcityramaとかの観光バス(いわゆるはとバス)に乗ろうかとも思っていました。がしかし、昨夜のセーヌ河クルーズでなんとなくパリは巡った気分になった海路郎さん。それなら方針転換です。まずは朝イチでルーブル美術館2時間コース。超理系な海路郎さんのために、イスラーム美術コーナー・オリエント&エジプト美術コーナーを中心に回りました。結構早足で観たのに、ルーブルの広さを知らなかった海路郎さん、バテバテ。超有名どころはミロのビーナスとハンムラビ法典(でもド理系な海路郎さんは「超有名」な認識なし)のみ、でルーブルまで行っておきながらモナリザすら観ていない・・・
バテバテだったのは、ルーブルが広いからだけでなく、朝ごはんがパンだったから、というのも一因。日本人はお箸の国の人ですが、海路郎さんはサンバル&お米の国の人なので、パンは主食になり得ません。あまりにもヘロっていてかわいそうだったので、ルーブル美術館内のレストランでお昼を食べました。(カフェにはパン類しかなかった)幸い、牛肉プレートのつけ合わせにご飯(飯粒、の意)を選ぶことができ、海路郎さん復活。
ルーブル美術館内郵便局からインドネシアのお母さんにハガキを出し、凱旋門まで歩くことにしました。このコースだと観光名所が1)チュイルリー公園 2)コンコルド広場 3)シャンゼリゼ通り 4) 凱旋門 と盛り沢山でお得感いっぱいvv が、いかんせん欧州三連休。すごい人、人、人。
ちょっと歩きつかれながらも凱旋門に到着。この時点で海路郎さん、「観光」気分は満腹だったみたい。後は有名どころに行くよりも、お土産を買いながら街をプラプラすることになりました。通常、祭日はお休みなのですが、三連休でものすごい人出ですから、もしかしたら?の望みをかけて、パリの老舗デパートギャラリー・ラファイエットへ移動。そこで買い物をするつもりはなかったけど、パリのデパートに行った、っていうのも観光っぽいじゃない?メトロに乗って最寄駅で降りたら、そこは観光名所でもあるオペラ座。写真を撮って、ギャラリー・ラファイエットへ。・・・お休みでした。
ヴァンドーム広場経由でホテルに戻る駅までテクテクテク・・・途中、雨が降ってきたけど、そのときにはアーケード(?)のある通りに辿りついていたので、人ごみを掻き分けながら、土産物店を覗きながら、プラプラプラ・・・・結構歩いたので、ホテルに戻ったら海路郎さんは寝てしまいました。そのまま翌朝まで起きなかったよT_T
海路郎さんが寝ている間に、近くのスーパーにお土産を買いに出かけたら、祭日ということで開いてませんでした。ぴーんち!テクテク歩いて小さな日常雑貨店を見つけ、そこでお菓子とかいろいろ買いました。途中、開いていたパティスリーでフランスらしくエクレアも買ってみた。海路郎さんが寝ている間に一人で食べちゃったけど、ちょっと甘すぎだったかな。
29日は移動日なので、スーツケースをパッキング。
今日こそは、本当の移動日。時差の関係もあるけれど、正午のフライトでパリを出て、KLに着くのは30日の朝7時。時計の上では20時間!!! チェックインの手続きとかあるから、9時にはホテルを出ました。送迎してくれた仏プンチャック・シラット協会のお兄ちゃん、どうもありがとう!!
来たとき同様、帰りも寂れたCDGターミナル1からです。マジで寂れた印象で、免税なんか駅の売店サイズが3つほどしかない。友人に頼まれた化粧品、成田で買っておけばよかったかなー・・・って思うくらいに店がない。幸い、この駅の売店のような免税店に一種類だけ置いてあった化粧品がリクエストのものだったので、買うことができたけど。でもねー、成田で買っても同じだったかも。成田で4600円だったものが、2個パック化粧ブラシ付で63ユーロ。これ、カードで買ったからこそ8800円程度の請求=成田と同額だけど、空港の両替レートだったら9600円程度。本場の免税店の方が割高ってどういうこっちゃ〜
なんにしても、頼まれ物も購入し、心おきなくKLへのフライトです。寝て起きたら南国!!
朝の6時にKL着。疲れた・・
ホテルまでのリムジンバスがないかと探してみたら、どうやらなさそう。仕方がないので空港から市内への直行特急ERLで行こうかな、とエレベーター待ちをしていたら、おっちゃんが声をかけてきました。「二人で乗ったら70RMだし、それにタクシー拾ってホテルまで、ってなったらさらにお金がかかるぜ。俺様なら90RMでホテルまで連れて行ってやるよ。」どうやらリムジンタクシーらしい。つか、白タクじゃないの??と超疑う私の脇で、海路郎さん、即決。90RM、と念を押し、おっちゃんについていくと、そこには白のおベンベンが停まってました。・・・白タクじゃないのぅぅ?という気持ちを抑え、乗せてもらう。さすがベンツ、快適です。
疑いはイマイチ晴れないまま、ホテル着。でもなんと、最初の要求どおり90RMの支払でOKでした!細かいのがないから100RM渡したのだけど、ちゃんと10RMのお釣りをくれましたわ。後で調べたら、90RMというのは妥当な相場価格でしたし。インドネシアとは違うのねえ〜。そして、この感想は3日間の滞在中、二人ともが感じた共通項となるのでした。がんばれ、インドネシア!
さて、ホテルに到着したのはいいものの、ネットで予約したものだから、部屋が本当に取れているのかどうか、結構ドキドキしてました。エージェントの指示どおりに予約票をプリントアウトしたものをカウンターにいたスタッフに渡します。おお・・・ちゃんと取れている・・・素晴らしい。というわけで、宣伝。いろいろ探した結果、円で請求してくるここ(Asiarooms.com)が一番お得感いっぱいでした。
予約は取れていたけれど、チェックイン・タイムは12時。現在時刻8時・・・長時間のフライトで疲れていたのはホテル側もわかってくれて、「10時には部屋に入れるように掃除を急がせます。」とのこと。荷物はコンシェルジェに預け、ホテルのカフェレストランでコーヒーを飲みながら時間を潰しました。で、10時。残念ながらまだ部屋に入れません。仕方がないので、今度はホテルのロビーの椅子でぼけーっとしてました。で、11時。かわいそうに思ってくれたのか、部屋がたまたま空いていたいたのか、事前に予約した部屋はまだ入れないので、無料でグレードUPして今すぐ入れる部屋を用意してくれました。ラッキーvv
部屋に入り、荷物を解き、一風呂浴びて、観光初日です。ホテルから徒歩圏内にペトロナス・ツイン・タワーがあるので、まずはそこから攻略です。
タワーの見学時間は17時半まで。先にご飯を食べることにしました。街がよくわからないので、とりあえずツインタワーに隣接しているモール(ショッピングセンター)でご飯粒を探索。ちょうどオフィスの昼休みとぶつかったためか、そこかしこが混んでました。おかげで注文してから出てくるまで、時間のかかることかかること・・・味はまあ、おいしかったけどさ。あんなに待たされるとちょっとねえ。
お腹が満たされたところで、タワー見学の整理券をもらいに行きました。そこで見たのは「本日の整理券配布は終了しました」の文字。えええええええええ?まだ14時前っすよ?人気のアトラクションは早目に並ばないとダメなのねえ。
がっかりしたので、Suria KLCCで自棄ショッピング。自棄、というのは大げさだけど、ちょうどバーゲンの時期だったし、サンダルとかかわいいのがあったので、つい、いろいろ買ってしまいました。スーツケースまで買っちゃったよ。アホだね。そんな感じでKL初日終了。
昨日の反省から、朝イチでタワーの整理券をもらいに行くつもりが、大寝坊。ホテルの朝食バイキングにすらギリギリ。でも、まあ、レストランにはまだ人が居たわ。バイキングで見つけたのは、マレーシアンスタイルのご飯・麺類、ヨーロピアンスタイルの朝食類(パンとか)、日本スタイルのご飯・梅干類、中国スタイルのおかゆ、などなど。そんな中で毎日欠かさず食べたものは、牛のベーコン!うふふ。チキンソーセージとか、ターキーハムはまあ、なんとか日本でも手に入るけど、牛のベーコンはないもんねぇ。満足。
11時頃タワーに着いて、15時15分の整理券をゲット。その足でモノレールに乗り、チャウキット方面へ。目的はマレー系の市場で果物を買うこと。それにしても、KLのモノレールはすごいキレイ。自動改札もきちんと機能してるし。JKTにもモノレールを、という話を聞いたことあるけど、こんな風にメンテして維持はできないんだろうなあぁ。がんばれ、インドネシア!
お目当ての果物はなかったけど、それなりに買いこんで満足な海路郎さん。果物だけで4キロ。私のスカーフとお土産スカーフも購入。
いったんホテルに戻り、一休み。14時半にはmimpiさんとホテルで待ち合わせなのです。さすがマレーシアなのか、さすがmimpiさんなのか、14時半ほぼジャストにご登場。3人でツイン・タワーの見物に出かけました。
ツイン・タワー、すごかったです。何よりも無料、というのが素晴らしい。タワーには入れる人数の制限があるのですが、待っている間も飽きさせないようにいろいろな工夫がしてあります。当初は公開予定ではなかったため、上に向かうエレベーターはモロ業務用、ですが、それでも十分楽しめます。見学場所は最上階ではなく、ほぼ中間点の41F にある連絡橋部分。恵比寿ガーデンプレイスタワーの最上階レストランが確か39F なので、下を見た感じはほぼ同じ。でも、周りの景色がだいぶ違いますね。KLって意外と山に囲まれている印象を受けました。
制限時間いっぱい、タワーを堪能し、今度は地下鉄に乗ってチャイナ・タウン方面へ。でも目的はチャイナ・タウンじゃなくてマスジッド・ジャメ。広いけど、かわいいデザインのモスクで、観光名所らしく、日本語での説明・案内板もありました。
mimpiさんがまだお付き合いしてくれる、とのことだったので、今度はKLの銀座(?)ブキ・ビンタン見学へ。ぷらぷらと歩いて日が暮れたあたりで解散、となりました。mimpiさん、一日お付き合いありがとうございました〜
いよいよ今日は最終日です。今日の予定は、イスラーム美術館見学、海路郎さん金曜礼拝、マレーシア・シラット協会のおじちゃんとのシラット用品買出しです。
美術館はどうも電車で行くには不便なところにありそうなので、タクシーを使おうかと思いました。でもねーKL、意外と渋滞してるんですよ。移動に時間とられるのもバカバカしいので、電車にしました。でも遠かった。つか、道がわからなくなって(地図持ってないし)、暑いし、でタクシーを捕まえました。そしたら、すごく近くまで来ていたらしく、タクシーの運ちゃんってば親切に「あそこを渡ればすぐだよ。タクシーだと大回りになるから、歩いたほうが近いぜ」と教えてくれました。インドネシアだったら、いいカモ(?)とばかりに大回りして連れて行ってくれるに違いありません。
イスラーム美術館に行く途中、国立モスク前で記念撮影。JKTで言うところのイスティクラルなのかな?中には入らなかったけど、大きくてきれいそうでした。本命のイスラーム美術館は、KL行ったなら一見の価値あり。ルーブルのイスラーム美術コーナーとはまた違った迫力があります。マレー語で説明があるのも、海路郎さんには楽しかったみたい。この美術館には公式サイトもあります。
道がわかったとはいえ、日も高くなり暑かったので、ホテルまではタクシーで戻りました。海路郎さんは一風呂浴びて、金曜礼拝へ。徒歩圏内のマスジッド・アッシャキリーンへ向かいました。cizmaは特にすることないので、昼寝。
マレーシアプンチャック・シラット協会のおじさんとの待ち合わせは15時にホテルのロビー。金曜礼拝から戻った海路郎さんとロビーで待機してましたが・・・来ない。これはマレーシア時間なのか?と1時間は辛抱しました。1時間経って電話して見ると、なんと、渋滞に巻き込まれて後3,40分はかかる、とのこと。では仕方ありません。いったん部屋に戻って一休みです。海路郎さんは昼寝です。3,40分とは言ってましたが、3,40分では来ないでしょう・・・
と思ったのがマチガイでした。「どうせ遅れるよー」と45分ほど経ってからロビーに降りたら、居ましたよ、おじさんが!!おエライさん待たせちゃったよー・・・がっくし。おじさんと一緒にプドゥ方面のおじさん御用達格闘技用品店へ。そこで道着を5着購入。インドネシアで買うよりも物価を反映してか、ちょっとお高め。でも、その分、品質も良かったので、よしとします。おじさんは私たちをチャイナ・タウンへ連れて行ってくれ、さらに、パサール・スニへも案内してくれました。そして、そこでお別れ。おじさんは5日に今度はベルギー・オープンに参加するチームを率いてまたもやヨーロッパに出発なので、忙しいのです。私たちも明日帰国ですから、ホテルでパッキングしなくては。
今日はいよいよ成田へ帰国です。せっかくマレーシア航空を使っているので、KLセントラル駅でのチェックインとERLを試すことにしました。いやあ・・・スゴイよ、マレーシア。駅がきれい。駅でのチェックインもスムーズ。おかげで手ぶら(機内持ち込みの荷物のみ)で電車に乗れる。電車はきれい。かえすがえすも、がんばれインドネシア!!
マレーシアはインドネシアよりもシンガポールに近い印象を受けました。これが、たたき上げの軍人が長期独裁政権を敷いたインドネシアと、博士号を持つ首相が率いたマレーシアの国家戦略の違いなのかなぁ。以前、シラットの師匠が「インドネシアはマレーシアに20年、いや、25年は置いていかれた。孫、子の代がかわいそうだ・・・」と言っていましたが、今回、海路郎さんは「30年は違う。これは追いつけないヨ」とポツリとつぶやいてました。もう一回、がんばれインドネシア!! いや、でもな、正直、インドネシア人はお友達・親戚としては最高の部類だけど、ビジネスパートナーとしては(以下自粛)だからなぁ。物質的豊かさだけが成功の道しるべじゃないけれど、でも物質的豊かさがもたらすものも大きいのだ。要はバランスなのよね。・・・とイマイチまとまらないまま旅行記オワリ。