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-第2回ロンドン・オープン大会参加記-
2006年7月8日から9日まで英ロンドンで開催された第2回プンチャック・シラット 国際オープン大会 in ロンドンに参加してきました。日本からの参加者はスタッフなしで選手のみ3人。選手のみの参加は正直キツかった・・・そんな大会の様子をご紹介します。
第2回プンチャック・シラット 国際オープン大会 in ロンドン概要
(1)大会について
(2)大会参加国
(3)大会日程
(4)競技種目
(5)競技結果
大会こぼれ話・裏話
7月6日(木):移動日
7月7日(金):開会式とか
7月8日(土):Regu本番
7月9日(日):表彰式とか閉会式とかW杯決勝とか
7月10日(月):ロンドン一日観光
7月11日(火):移動日フタタビ
7月12日(水):成田着
第2回プンチャック・シラット 国際オープン大会 in ロンドン(7~9th Jul. 2006)概要
第2回プンチャック・シラット 国際オープン大会 in ロンドンについて
意外とヨーロッパでも盛んなプンチャック・シラットだが、大陸のヨーロッパ勢と違い、UKチームは選手のほとんどがアジアにルーツを持つ顔・名前をしている。そのせいか、UKチームはなかなか強いし、サマになっている。しかし、逆に言えば、恐らく、プンチャック・シラットはあまり一般的に認知されていないように思う。聞くところでは競技者・関係者はどうやら50人程度、と日本とそんなに差がない。フランスなどは一桁違うはずだ。それでも、プンチャック・シラットの普及と強化のために開催されるこの大会は、UKプンチャック・シラット協会の努力により、予定通り2年に1回の開催を迎えている。(次回は2008年を予定)
会場はロンドン市内から1時間程度、Zone6のUxbridgeにあるBrunel Univのスポーツセンター。
ヨーロッパ諸国(6) : フランス、ベルギー、オランダ、ロシア、アゼルバイジャン、イギリス
東南アジア諸国(3) : マレーシア、インドネシア、シンガポール
その他(1) : 日本
*上記以外にネパール・カナダの2ヶ国が参加を予定していたが、直前にキャンセルした様子。ベトナム・フィリピンも公式HPには記載があるものの、どうやらビザの関係で来英できなかったらしい。
運営に問題があるのか、参加者に問題があるのかわからないけど、基本的に押した。でも土日はW杯を観るために、がんばってキックオフに間に合うように終了。
日付 イベント 7(金) 選手登録 / 体重測定
テクニカルミーティング・組合抽選
開会式
オープニング試合(2)、演武部門(男女ソロ)8(土) 試合部門予選
演舞部門(女子チーム)9(日) 試合部門決勝
表彰式
閉会式
プンチャック・シラットの試合には大きく分けて、体重別の階級で打ち合う試合部門と規定の型を競う演武部門とがある。今大会では参加選手の人数の都合上、国際プンチャック・シラット連盟で規定されている全てのクラス/型が行われたわけではない。(黄色は日本選手が参加した種目。cizmaは演舞部門Tunggal・Reguに参加)
1.男子試合部門(Tanding) Aクラス - 45kg以上50kg未満 Bクラス - 50kg以上55kg未満 Cクラス - 55kg以上60kg未満 Dクラス - 60kg以上65kg未満 Eクラス - 65kg以上70kg未満 Fクラス - 70kg以上75kg未満 Gクラス - 75kg以上80kg未満 Hクラス - 80kg以上85kg未満 Iクラス - 85kg以上90kg未満 Jクラス - 90kg以上95kg未満 Open - 95kg以上 |
2.女子試合部門(Tanding) Aクラス - 45kg以上50kg未満 Bクラス - 50kg以上55kg未満 Cクラス - 55kg以上60kg未満 Dクラス - 60kg以上65kg未満 Eクラス - 65kg以上70kg未満 Fクラス - 70kg以上75kg未満 |
3.男子演武部門(Seni) Tunggal (ソロ) |
4.女子演武部門(Seni) Tunggal (ソロ) Regu (チーム) |
最多メダル獲得国はインドネシア、MVPは男性選手はシンガポール、女性選手はオランダが獲得し、100ポンドの賞金付き。決勝戦17試合のうち、8試合がシンガポール対インドネシアで、戦績は5:3でインドネシアの勝ち。
部門 | 種目 ()内エントリー選手数 |
結果 |
男子試合 | Aクラス(3) | 1. インドネシア 2. イギリス 3. シンガポール |
Bクラス(4) | 1. インドネシア 2. シンガポール 3. ベルギー/イギリス |
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Cクラス(3) | 1. シンガポール 2. インドネシア 3. イギリス |
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Dクラス(7) | 1. インドネシア 2. シンガポール 3. フランス/マレーシア |
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Eクラス(5) | 1. シンガポール 2. インドネシア 3. アゼルバイジャン/オランダ |
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Fクラス(6) | 1. シンガポール 2. インドネシア 3. ベルギー/マレーシア |
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Gクラス(4) | 1. インドネシア 2. オランダ 3. フランス/シンガポール |
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Hクラス(5) | 1. フランス 2. オランダ 3.シンガポール/イギリス |
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Iクラス(6) | 1. シンガポール 2. インドネシア 3. オランダ/イギリス |
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Jクラス(2) | 1. シンガポール 2. オランダ |
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Open(2) | 1. ロシア 2. オランダ |
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女子試合 | Aクラス(2) | 1. インドネシア 2. シンガポール |
Bクラス(2) | 1. インドネシア 2. シンガポール |
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Cクラス(3) | 1. インドネシア 2. イギリス 3. シンガポール |
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Dクラス(5) | 1. インドネシア 2. シンガポール 3. オランダ/イギリス |
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Eクラス(2) | 1. インドネシア 2. オランダ |
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Fクラス(4) | 1. オランダ 2. インドネシア 3. ベルギー/イギリス |
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男子演舞 | Tunggal(3) | 1. インドネシア 2. シンガポール 3. マレーシア |
女子演舞 | Tunggal(5) | 1. インドネシア 2. シンガポール 3. 日本 |
Regu(4) | 1. インドネシア 2. マレーシア 3. シンガポール |
大会こぼれ話・裏話 & ロンドン1日観光記
大会参加をメインとしつつも、1日のロンドン観光記なんぞ。
スポンサーがいない日本チームは、できるだけ安くロンドンに向かうべく、香港経由のキャセイパシフィックを利用。おかげでフライト時間は香港までの4時間と香港・ロンドンの13時間で計17時間・・・いやあ、遠い。それでも、KL経由よりは近いし、香港までのフライトが割りと短いので、香港経由欧州行きは悪くない。乗り継ぎ時間も1時間半、とちょうどいい。ただねぇ、サービスがなんかイマイチ・・・なんていうか、客の扱いがぞんざいでね。
中華系航空会社、ということで選択肢がないことが怖くて、ムスリムミールを事前オーダー。これがまたなんていうか、ムスリム食=カレーと間違えてるんじゃないの?と言いたくなるようなメニュー。行きと帰りで計6回の機内食が出たけど、ロンドン→香港の朝食以外は全部カレー。
長旅に耐え、予定より早くヒースロー空港に到着。早すぎて、迎えの人が居なかった(苦笑)しばらく待つと、UKチームジャケットを着たお兄さんが登場し、無事、宿舎まで送り届けてくれました。それにしても夏の欧州は日が長い。空港出たのは21時過ぎだったのに、外はまだ明るい。今日からの宿舎は試合会場のBrunel大学内にある宿泊施設。宿泊施設、というよりは寮設備のような感じかな。トイレ・浴室・台所が共同で、寝室は個室でした。タオル付きだったのには驚きです。
5部屋ある寝室のうち、3つは日本チーム。残りの2つはインドネシアから来たデモチームの女の子が使ってました。もう遅いのでシャワー浴びて寝ようと思ったら、これが水しか出ない・・・ヨーロッパは冬しかお湯が出ないのかなー、タンクのお湯が切れたのかなーと思い、軽く水浴びしてこの日は就寝。
一夜明けて、宿舎の周りを早朝散歩のつもりで部屋を出たら、インドネシアチームが朝練してました。デモチームだけかと思ったら、なんとフル編成。11月に行われるはずだった世界大会が延期になったので、ドバっと選手を送り込んできたようです。デモチームだけかと思っていたので(実際、第1回ロンドン大会ではデモチームのみに近い編成だった)、ちょっと誤算。結局、この"誤算"は今大会のキーワードになったような・・・
インドネシアチームが引き上げた後、日本チームもちょっと体を動かしました。でもやはり、昨夜遅くに着いたばかりでは、体は動きませんわ。怪我しない程度に軽く動きを復習して、朝ごはんに向かいます。って朝食を食べる場所、聞いてないんですけど。昨夜配られた大学案内図を頼りに見当をつけて移動。
欧米の大学施設ってのは(特に郊外型は)なんだか似たような感じですな。構内でサマースクールも開催されていたらしく、ビュッフェに行く時間がちょっと遅いとお子様軍団が席を占拠してしまい、これだけ広い食堂でも席を確保するのが大変です。
さすがイギリス、と感心したのは、しっかりとベジ対応されていること。ベジソーセージはあるし、ヨーグルトには「ベジOK」の文字がちゃんと入ってました。いちいち気をつけて物を買ったりしなければいけない日本に比べて、格段に楽。見た目にしてもいろんな人が居るから、日本よりも自分が周囲に馴染んでいる気がしました。・・・気のせいかな?朝食を食べた後、宿泊費を大学事務所でお支払い。1泊朝食付き個室で20ポンド、はお得。午後は昼ごはんついでに受付するので、2時間ほど部屋でのんびりです。宿舎に戻る途中、お湯の出し方も教えてもらいました。台所にボイラーのスイッチがあったようです。
受付は試合会場となる体育館で行われてます。会場自体はまだ絶好調に設営中。夜までに間に合うのかしらね・・・
マレーシアチームに引き続き、順調に受付完了。そして、順調だったのはここまで。19時からの開会式に続き、演武部門の試合が行われるのは出発前から知っていたこと。ただし、開会式の後、ということで行われるのは恐らく見栄えのいい「Ganda(ペア演武)」と踏んでいた。時間があれば「Tunggal(ソロ演武)」もやるかな、とは思っていたけど、日本として初参加となる「Regu(チーム演武)」は二日目に組み込まれていると思っていた。がしかし。ところがどっこい。この受付時に念のため今日のスケジュールを確認したところ、このReguをやる可能性がかなり高い、と言うではないか!しかも想定していたTunggalは明日だ、と。まあ、ボヤいていても仕方ないので、とりあえず昼ごはんを取って、夜の試合に備えることにしました。私は夕方からのミーティング(組み合わせ抽選会)に出なければいけないんだけどね。
16時からのミーティングには本来、チームマネージャーが出るのですが、今回の日本チームはcizmaが選手兼マネージャーなので、cizmaが出席。ミーティングの後、宿舎に戻る時間はないかもしれないので、Reguに出られるようにある程度準備をして参加しました。
このミーティングで決まったことは、試合部門の組み合わせと演武部門の演武順。cizmaはくじ運がいいのか悪いのか、Reguは1番目を、Tunggalは最後を引き当てました。そしてここで仰天ニュースが発表されましたですよ。なんと、開会式の後、今日のうちに演武部門の試合を是ええええええええええええええええんぶやるんですって。つまり、女子チーム演武4組、女子ソロ演武6組、男子ソロ演武3組をぜーーーーーーんぶ。って、私、今日2つやるの???
目が点になっている私を尻目に演武部門の試合順が決定されていきます。最初に男子ソロ、次女子ソロ、最後に女子チーム。ちょっと待て。私、休む時間がないです。ここは自己主張をしっかりしないと!「私、2つ出るんですよ!続けては無理ですっ。最初に女子チーム、次に男子ソロ、最後に女子ソロにしてください。」そしてありがたいことに、ここで仲良くしてる(?)シンガポールチームのスタッフ陣が援護射撃に出てくれました。「cizmaに休む時間を上げないとかわいそうだ。そのオーダーで行こう」 結果、女子チーム、男子ソロ、女子ソロの順番で行くことになってミーティングは解散しました。 しかし、cizmaはTunggalが今日の晩だとは思ってなかったので、必要なものを何一つ会場に持ってきていません。大至急、宿舎に必要なものを取りに戻ります。
大慌てで必要なものをそろえ、開会式前の会場に滑り込み。いやさ、結局19時には始まらなかったんだけどさ。そしてここでまた驚愕のニュース!・・・今日、Reguはやらないんだってさ。2つやらなくていいのはありがたいけど、この二転三転ぶりは一体どういうこと!? さすがだ。
開会式、ということで結構人が入ってきてました。インドネシアのデモチームの演技、見たかったな。選手は入場がある、ということで別室に集められたので見られなかったです。残念。そして、こういうときにスタッフのいない、選手だけのチームというのは大変。荷物を見てくれる人とか、撮影してくれる人とかが居ないんだもの。今回は幸い、Kadeちゃんの友人、在英のKanaちゃんが応援に駆けつけてくれたから、いろいろと頼みごとをできてありがたかったけど、次回からはスタッフなしは止めよう、と固く決意した次第。Kanaちゃん、本当にありがとう!
一体何人が何分話すんだ、というVIPの挨拶が続いてつつがなく開会式は終わり、いよいよ試合開始です。男子ソロ3組の演技に続き、女子ソロが行われます。直前になって女子ソロにエントリーしていたイギリス代表が出場を辞退したので、Tunggalは5人で争われることになりました。それにしても、イギリス代表は辞退して当然ですわ。実は50人程度の競技者・関係者しかいないイギリスのプンチャックシラット人口。この人数で大会準備から運営まで回して、さらにその上、ほぼ全員が兼選手、という荒業。なかでもTunggalにエントリーしていた彼女は、UKプンチャック・シラット協会会長の娘さん(チョー美人)ということもあり、運営のほぼ全てに実働部隊として関わっていた上、演武部門だけでなく、試合部門にも選手登録していた、という。こりゃー開会式で忙しい中、Tunggalの試合にまで出られませんって。出られたらスーパーマン(女性だけど)だよ。
そんなこんなでワタワタとしましたが、演技はなんとか3位に滑り込み、結果オーライ?正直、去年の2位@パリ大会より嬉しかったな。パリの時は強敵インドネシア・シンガポールが居ない中での2位だったけど、今回はインドネシア・シンガポールが居たから、ちょっとは堂々と3位って言える。実力としては、パリで4人中2位、ロンドンで5人中3位ということはつまり、中の中、若干上寄りってとこなのかと思います。下手じゃないけど上手ってほどでもない、と。それでも2004年のシンガポールでの世界大会は9人中6位だったので、中の下よりは上がってきてる・・・んでしょうか。要練習要修行。うん。
本日のプログラムが終了し、翌日のプログラムを事務局に貰ってから部屋に引き上げました。このプログラムにはReguは16時から、と書いてありましたから、若干前後するにしても、明日の朝は休みを取り、昼過ぎから準備をすればいいだろう、ということで本日は解散。
大会二日目の今日は、試合部門の予選と演武部門のReguが行われます。予選は試合数が多いので、試合場が増えてました。でも、マットレスを手配できずに柔道用の畳でしたけど。
Reguは夕方なので、午前中はのんびりと試合観戦。・・・してたのが間違いだったさ。午前の部が終わり、審判団からアナウンスが入ります。シンガポーリアンの英語はマイクを通すと聞きづらいぞ。ん、なんかReguという単語が聞こえたような・・・? 念のため確認したところ、午後はReguから大会を再開する、とのこと。え???Reguは16時からじゃないんですか?14時から????準備してませんがT_T 「朝、チームマネージャーを集めてアナウンスしたわよ」と事務局のお姉さんはおっしゃるが、私、大会開始前から会場に居ましたが、集合かかってませんよ。つか、そういうことは関係各国が居ることを確認してから伝達せんかいいいいいいいいいいいいいい!! って怒っても仕方ないけど。決定事項ではいたしかたありません、お昼のお弁当を食べずに昼休み1時間弱で急いで準備をしなければ・・・ (写真を撮ってませんが、事務局が用意した昼・夜のお弁当はインドネシア料理でなかなか美味でしたvv)
14時開始に間に合うように会場に戻れた私たちってエラい。がんばった。結果は4組中4位だったけど、まあ、実力的に当然の結果かと。それにしても、各チームとも動きを合わせるためにいろいろ工夫してます。これじゃあ、師匠が頭を抱えるのも無理はない・・・元々の動きを残しつつも3人の動きを合わせることに重点を置くのか、元々の動きで合わせられるようにするのか、悩ましいところなのかな。なんて書いても実際に動きを見てないと意味不明ですね。
そうそう、この日はマリアム@LONDONさんが応援に駆けつけてくれたのでした。しかもお手製の日の丸と共に!ありがとうございます、マーシャアッラー。さらにさらに、長男君がプンチャック・シラットを気に入ってくれたらしく、もしかしたら未来のUK(モロッコかな?)代表誕生の瞬間に立ち会えちゃったのかも!?
午前中はかなり押したのに、午後はマキマキで進みました。なぜかってそりゃー、W杯3位決定戦が20時キックオフだから!それに間に合うように進行してます。全試合終了後の撤収も早い早い。ひめぽんが遠路はるばる到着したときには、試合の余韻すらなかったね。こうして大会二日目は疲労困憊のまま終了。
大会も本日が最終日。プログラムは試合部門の決勝戦が17試合と表彰式。そして、昨日発表になったプログラムが再び、朝のうちに変更になりました。今回はチームマネージャーとして呼ばれましたよ。影響はなにもない時に呼ばれて、肝心な時に呼ばれなかったりってのもイギリスっぽい?変更の内容は、フランスチームが午後の早いうちに帰国するため、午前と午後の試合を2試合入れ替える、というもの。あれですか、フランスチームはもしかして、W杯決勝をホームで見たいのか?
決勝はさすがにどれも見応えありました。特に中・軽量級はシラットの醍醐味である優雅さがあっていい感じ。写真からはあまりわからないかもしれないけど・・・ 男子OPENクラス(95キロ以上)はロシア対オランダの大型選手同士だったけど、こちらはまさしく「肉弾戦」でした。美しさに欠ける(苦笑) H,Iクラスくらいがちょうどいいかな。ってそれは単にH,Iクラスに男前、もとい、お気に入り選手がいたからか?Hクラスの選手はマリアム@LONDONさんもお気に入りだったし、Iクラスの彼は日本チームとひめぽんの中で一種アイドル(爆)残念ながら写真はなひ。
午前の部終了後、表彰式その1が行われ、午後の試合が終わった後、表彰式その2。表彰式その1ではフランス代表が関係するものを、その2はフランスチーム不在。彼らはキックオフに間に合ったのでしょうか・・・?表彰式に引き続き、閉会式が行われ、急いだものの、こちらはキックオフには間に合いませんでした。2年に1回開催される予定のUKOpen大会、次回は2008年です。次はチームマネージャーとしての参加になるのかな。
キックオフには間に合いませんでしたが、写真撮影大会で〆た閉会式の後、テレビのあるカフェテリアに移動して、決勝戦を前半33分頃から観戦しました。サマースクールでもやっていたのか、イタリアを応援するお子チャマで満席でした。終了直前にはテレビ近くに移動し、ジダン頭突きの瞬間を目撃しちゃいましたよ。フランスに勝って欲しかったなぁ・・・
W杯も大会も終わり、今日は1日フリー。完全オフ!というわけで、ロンドン在住のひめぽんが1日付き合ってくれることになりました。待ち合わせはBaker Street駅のホーム。最寄駅のUxbridgeはzone6。ここから中心部までは遠かった。1時間は電車に乗ってたと思う。Uxbridge駅は工事中な部分があり、そこの壁になぜか奈良美智を発見。そういえば、この人の作品は海外でも評価高いんだったな〜と思い出してみたり。
本日のメインは海路郎さんへのお土産探しだけど、まずは腹ごしらえ。ひめぽんお勧めのパブランチを体験すべく・・・どこの駅だっけ・・・?とにかく、地下鉄に乗って移動すること5駅(だったと思う)。がしかし。そう、ベタにお休みでした。無念。飛び込みで入るとロクな目に遭わない(ひめぽん談)食事情のロンドン、ここはがんばって次の場所に移動です。やっぱりおいしいものが食べたいものね。今度は地下鉄に乗らず、バスで移動します。お子様ちっくに2Fの先頭に座って、しばし観光気分。って観光なんだけど。それにしても、ロンドン市内も道によってカラーが全然違って面白い。そこここにハラール店が見え、ヒジャーブな女性も多く、大英帝国の名残を感じました。ロンドンはさすが大都会、もうアングロ・サクソンだけの街じゃないのね。
思ったよりバスの路線が遠回りだったので(その分車窓を楽しめたけど)、ランチ時間が終わってしまうのを恐れて途中下車。地下鉄に乗り換えて、目当てのフランス料理店に到着したのは14時。待ち合わせは11時だったのだが^^; こちらはかわいらしい店内におフランスなお客様がいっぱいいたので、本場の味なんでしょう。おいしい上に安い!ロンドンでランチコースが6ポンド50ペンスって、しかもこの味はお勧めです!!ロンドンに行かれる場合は是非・・・ってお店の名前控えてないや、役立たずだわ。
お腹もいっぱいになったところで、お土産購入ツアーへGO! お友達・職場へのお土産は勿論のこと、忘れちゃいけないのが海路郎さんリクエストの靴!! ブーツ、しかもmade in Itarlieなのがベスト。この物価の高いロンドンでそりゃーないだろう、と思いつつ、置いてきぼりを喰らわせた負い目(一応ある)とひめぽんの協力のもと、歩き回りましたよ。靴なんて日本でも買えるけど、不幸なことに海路郎さんは足が大きいんです。日本ではデザインが気に入っても、サイズがないことが多くて、なんど涙を飲んだことか。幸い、今のロンドンはバーゲンシーズン。きっとお買い得な掘り出し物があるはず!!!
靴屋(百貨店含む)を何軒回ったことか・・・でもとうとう見つけました。さすがにイッタリー製は予算の都合で無理でしたが、スロバキア製というeccoのブーツを閉店間際のお店で発見!! スロバキアってどこ!?と世界史・地理が苦手な海路郎さんに突っ込まれそうですが、この際、ヨーロッパ製ならどこでもいいのです(スロバキアに失礼)。大体、夏場に冬物のブーツを探そうとしてるのがそもそもの間違いなのだ。そのおかげで、バーゲン品に巡り合えたけどね。靴屋ツアーに付き合ってくれたひめぽん、ありがとう〜〜
無事任務を完了したので、心置きなく観光客に大変身。いや、元から観光客なんだけどさ。雨天でどんよりとしてますが、観光チックな写真を数点大公開。
いやあ、このロンドン・アイはすごかった。ちょっとお高めの値段設定(いや、円が弱いからそう感じるだけ?)なんだけど、カプセル型のブースはほとんどガラス張りで怖い。楽しいけど怖い。
ほとんどガラス張りなもんだから、こんな写真も撮れちゃう。でも、あんまり窓に近寄ると足が笑います。一度は乗りたいロンドン・アイですが、高所恐怖症の方にはお勧めできません。
あれですかね、万が一の時はこの小さなはしごを伝って降りるのかな??絶対イヤT_T
降りたら結構な時間になってたので、大急ぎで辺境のzone6まで戻りました。夜、人の少ない電車、しかもzone6の治安をひめぽんに心配されたので、ドキドキして電車に乗ってたんですが・・・アルハムドゥリラー、途中駅で観光帰りのシンガポールチームと合流!これで寂しくないぞ〜バス停から宿舎までも1人じゃないし、一安心。UKチームがアテンドに付いていたようだけど、シンガポールチームはあの大人数(20人くらい?)で一体どこに遊びに行ったんだろう??
滞在最終日の今日は、完全に移動日。フライト時間16時間ほど、時計の上では24時間以上の移動。ありえん。今日の18時のフライトで、成田に着くのが明日の20時過ぎ。ひ〜〜〜っ やっぱりヨーロッパは遠い。
シンガポールチームとインドネシアチームは13時に宿舎を出て行きました。彼らのフライトは19時なので、それまで観光なんですって。ウィンザー城を観に行くって言ってたけど、13時間のフライト前に遠出の観光とはタフだわ。この観光にもUKチームがアテンドしてました。アテンドどころか、自分の車を提供し、その上運転手にもなってたからなぁ、頭が下がります。将来、日本でもしかして大会なんかを開催しちゃった時には、cizmaもあんだけのことをしないといけないのかしら。・・・ん〜、無理。
我々日本チームはUK大会事務局が手配してくれたタクシーで空港に向かいました。イギリスのことだからどうせ時間通りにタクシーは来ないだろうと思いつつ、30分も来ないものだから、もうバスで行こうかと思った矢先、タクシーが到着。運転手のおじさん、ムスリムだったな。ムスリムなら時間守れよ(苦笑)
キャセイのカウンターでチェックインする時、オーバーブッキングだったのか、ANAの直行便への振替をオファーされました。そりゃー直行便の方がいいので、大喜びでそのオファーを受けましたが、結局ANAにも空席がない、ということで当初予定通り、香港経由での帰国となりました。直行便は一瞬の夢だったようです。飛行機に乗ってしまえば後はどうということもなく、寝るだけ。ただひたすら寝てました。個人テレビとかありましたけどね、cizmaはダメなんです。乗り物で本読んだり映像観たりって酔うタイプなので、昔から車・バス・電車・飛行機はひたすら寝ます。
夜の20時過ぎに成田着。日本は湿気がある、と空港に降りた途端に実感しますね。暑いし。そしてここでUK大会日本チームは解散です。皆さん、お疲れ様でした!! もう次からは選手だけのチーム編成はしないことにします・・・求む有能なマネージャー。