Amazing…

We can find Pencak Silat in OCA Constitution and Rules(in force as from Nov.2010)!!
アジア・オリンピック評議会の「憲章および規則(2010年11月から有効)」によれば、プンチャック・シラットはアジア競技大会の候補競技リストに入ってるんですね。知りませんでした。ま、リストに載ってる=正式種目として競われるわけではないですが。

1)Programme for the Asian Game
A maximum of 7 (seven) non-Olympic sports may be proposed by the AGOC
and decided by the OCA President, with approval of the EB subject to the
ratification of the GA, from the list of sports recognized by the Council:
1.Baseball
2.Cricket
3.Kabaddi
4.Karate
5.Sepaktakraw
6.Softball
7.Squash
8.Soft Tennis
9.Pencat Silat
10.Wushu

(要約)アジア競技大会において、非オリンピック種目の10種目から最大7種目まで組織委員会は競技種目として提案できる。採用されるかどうかは理事会案件。
<この10種目から”最大”7種目。別に非オリンピック種目から追加競技が“必須”ではない。アジア地域における普及度や競技としての歴史を考えれば、インドネシアが主催国にでもならない限り、提案すらされないのではないかと思う。旧英圏はクリケットでしょ。格闘技系なら、空手とウーシューの方がよっぽど競技人口が多い。

2)Programme for the Asian Indoor & Martial Art Games
The programme of the AIMAG shall include not less than six (6) sports from the following Indoor Sports and two (2) Sports from Martial Art Sports, recognized by the OCA:
Martial Art Sports:
1.Ju-Jitsu
2.Karate
3.Kickboxing
4.Kurash
5.Muay
6.Pencak Silat
7.Sumo

(要約)アジアインドア・マーシャルアーツゲームズにおいては、少なくとも2種目のマーシャルアーツ競技を採用する。
<リストにある7種目から”最低”2つ。採用枠のドンケツ争いはシラットと相撲じゃなかろうか。「ジュウジュツ、クラッシュ」「空手、キック、ムエ」の2ジャンルから1つずつ選べば、組織委員会としては開催条件クリア。日本でやる時は相撲が入る…のか?あれスポーツだっけ?神事の興行じゃないの?

3)Programme for the Asian Beach Games
The Programme of the ABG shall include not less than seven (7) sports from the following Beach sports, recognized by the OCA:
1.Basketball, Beach
2.Bodybuilding
3.Dragon Boat Racing
4.Handball, Beach
5.Jet Ski
6.Kabaddi, Beach
7.Marathon Swimming
8.Paragliding
9.Pencak Silat, Beach
10.Sailing
11.Soccer, Beach
12.Speed Boat Racing
13.Surfing
14.Triathlon
15.Volleyball, Beach
16.Water polo, Beach
17.Water Ski
18.Windsurfing
19.Woodball
20.Wrestling, Beach

(要約)アジアビーチゲームズにおいては、リストにある20種目から少なくとも7種目を採用する。
<折角のビーチゲーム、水関係を優先的に選ぶべきでしょ。シラットなんてビーチでやるもんじゃないね。…ん、ビーチバスケットボールって何!?

結論としてはですね、いくらリストに載ってるからと言ってどうなるもんでもないんじゃね?ということです。リストに載るまでに先達(というかPak Eddie)が払った努力と犠牲には敬意を払いますが、この先、採用されるまではかなり大きなハードルがあると思ってます。IFは組織というより個人商店ですし、どこの国のNFも似たり寄ったり。あ、個人商店じゃない国(ベトナム)が強いのか。いや、でもあそこも会長の行動見てると個人商店っぽいんだよな。マイナー競技って、そんなもんなのかなぁ。シラットだけなのかなぁ。
本国での人気凋落(「シラット?だっせw」みたいな)や、競技シラットの伝統シラットからの乖離、その反動として、あるいは昨今のトレンドとしての「シラットは“インドネシアの伝統文化”」というスローガン(過度の主張)、SEAゲームズにおける参加選手数の減少など、現状を鑑みるにリストに載っていること自体が不思議です。正直、競技としてのシラットは先細りというか、一時期の勢いはないように感じます。勢いのあった時期にリストに採用されたのかも。
そして、競技としてのシラットがアジア大会で採用されるほどに各国で普及している時が来たならば、それは残念ながらシラットの本懐を忘れた別の何かであるような気がしてなりません。事実、世界大会で見た新興国(ウズベキスタン、イラン、パキスタンなど)や、SEAゲームズで見た非マレー圏新興国(ラオス、ミャンマー)のシラットは、私がかっこいいと思うシラットではなかった。強豪・古豪の国々も年々”シラットらしさ”を無くしていってるように見えます。
そうは言っても、リストに載っている以上、いつかアジア大会に採用され「日本からも選手を派遣」できるように、普及が期待されるのでしょう。競技シラットが下火になっているのは、アジア大会に採用されてないからだ、と考えている人たちもいます。起爆剤として、アジア大会に期待しているのです。シラット界隈からいろいろと授かった私には、恩返し的な意味でも普及させる努力義務があるのかもしれません。それでも、大会に参加するためだけに即席シラット選手を量産する片棒を担ぐ気にはどうしてもなれないのです。相撲はレスリングとして生き残りたいだろうか?私の今やるべき、やりたいことは、師匠からひとつでも多く学ぶことであって、競技シラット人口の増大ではない。
Pencak Silat has amazing richness of spirit with indescribable beauties and we can see it in our beloved grand-masters. Pencak Silat is the way of life. Sports Silat is just one aspect of Pencak Silat. Pesilat can be an athlete, but athlete can not always be a pesilat. I’d like to be a pesilat…Amin.

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カテゴリー: インドネシア, 日常 パーマリンク