明治天皇御下命「人物写真帖」展

梅を見に皇居の東御苑まで。すべての木が満開というわけではなかったけど、全体的に見頃と言っていい感じに咲いていた。同じように梅を見に来てた人も沢山居て、かなりの賑わい。小石川の後楽園の梅もいいけれど、東御苑の梅林坂もなかなかの観梅スポットだ。
そして、東御苑の中には宮内庁三の丸尚蔵館がある。初めて東御苑に来たときは暖を取りがてら好奇心から入館(無料だし)したけど、そんなに心引かれる展示物もなく、2回目以降はスルーしていた。横目で見ても出入りする見学者もほとんど見かけない、小さな展示館だ。それが、今日は大入り満員。
なにをやっていたかといえば、「明治天皇御下命「人物写真帖」」展。

本企画の最終日曜だったからか、あるいは、私と同じようにタイトルから興味を引かれた人が多かったのか、入ってオドロキの大混雑。しかも実際、面白かった。明治のお偉方歴々の写真をあれだけ沢山見られる機会ってそうはないんじゃないかな。教科書で知ってる名前、ドラマや小説で見た名前などなど。名前を知らなくても出身(登録地?)を見るのも面白い。当然ながら山口鹿児島東京が大半だった。あとは静岡が多かったな。静岡って駿府で徳川さんの故地なのになぜ?いや、だからこそなのか。あと、展示写真のほぼ全員が華族か士族出身なのに、「大臣 参議」枠に一人だけ、「平民」って書かれた人がいたのが気になる。お名前は「田中不二麻呂」さん。だ、だれ???なにした人??ちなみに平民出身と書かれた展示写真は、僧侶枠にあと一人いただけだった。写真帖に入れられた総勢4531名のうち、何名が平民だったのかな。さすがに新平民はいないだろう…
私は面白かったし入った価値あったけど、一緒に入った海路郎さんには暖がとれた以外の収穫はなかったらしい。まあ、日本史興味なければ当然だ。彼にとっては有栖川宮妃の髪型がコブラだったのが唯一の見所w

ん、あれ、この夫婦年齢差20!? うわー

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