ルールブック改訂版和訳に着手

ルールブック改訂版の和訳に取り掛かることにした。
訳するのにはインドネシア語より英語の方が自分の中でしっくりくるので、英文を見ながら作業していたのは失敗。思っていたよりも旧版と表現に違いがあり、文章の理解に変更が出るレベルだった。でも、ふと原文のインドネシア語を改訂版と旧版を見比べたら、何も変わっていない…序盤で気づいたからいいものの、危うく無駄な作業をするところだった。
しかし、こんなに英文だけがこんなに変更されていては、インドネシア語を理解しないエリアの審判とルールに対する理解に違いが出るのは道理だ。統一見解を作り出す作業は難しいわね。

例:
原文インドネシア語
ditampilkan secara terencana, efektif, estetis, mantap dan logis
dalam sejumlah rangkaian siri yang teratur

旧版英語
performed in a well-planned, effective, aesthetic, stable and logical manner, well-organized

改訂版英語
performed with a well planned, effective, aesthetical, powerful and in an orderly series,

改訂版にLogicalが抜けちゃってます…これ、採点に関わる重要要素なのに(苦笑)

言葉による理解の差は当然のことで、どの言語のどんな分野でも言語A=翻訳語Aというわけにはいかないから仕方ないと言えば仕方ない。そして多分、それがわかってるからこそ、シラットはマレー圏4か国が各種変更やそれに伴う決定権を、非マレー圏と分け合う(あるいは合議する)気がないんだろうとも思う。

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東京砂
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