HEADSHOT観てきた

インドネシア発血みどろアクション映画「ヘッドショット」を公開初日に観てきた。最速の昼の部ではなく初日第2回上映となる夜の部に参戦。新宿武蔵野館に入るのは何年ぶりなんだろう・・・おしゃれ空間になってて超ビビる。ちなみに人の入りは7割くらいだったかな?

↑入口のモニターで予告編やってた

↑いつの間にこんな洒落た映画館になってたんだ武蔵野館!

アクション映画観賞の流儀や作法がよくわからないまま、血みどろは趣味じゃないけれど、ともかく「主演イコ・ウァイス」というだけで観に行った。結論から言えばゾンビ映画だった。っていうのは違うのか。いやなんだろう、たまにしか観ないアクション映画(ドラマも)だけど、出演者みんな、無尽蔵の体力過ぎませんか。ペインアブソーバーがリアルでも働いているんですか。今でも思い出すのはダイハードであんだけ「足の裏いてえ」ってやってた主人公が次のシーンでは全力疾走しててはい?って…脱線。
映画はフィクションです。わかってます。ええ。アクションシーンだって効果音が付いてなかったら結構地味な印象になりますしね。わかってますよ。こういうことをアクション映画に言ったら野暮なのもわかってます!!!でも気になるんですってば。・・・これだからアクション映画ファンにはなれないんだろうなあ。
まあともかく、敵味方、死ぬまでがしぶとい。血糊でおなかいっぱいです。

それにしてもレーディングの基準ってなんなんでしょうね。この作品、本国ではR21(うろ覚え)の完全成人指定。日本ではR15指定。そして”ザ・レイド”の当初公開はR18編集版。正直、”ヘッドショット”の方が”ザ・レイド”のオリジナルよりグロいと思うんだけどなあ。血の量で決まるわけじゃないのか。

全体としては「くるぞ、くるぞ」と前振りどおりに何かが起こるので、一カ所を除き「うひゃっ」とはなりませんでした。警察のシーンは絶対くると思ったとおりにうぎゃってなったのでうひゃーじゃなくてうげーでしたが。なんだこの文章。ネタバレ防止ってことで(文才ないだけ)そういえばザ・レイドの時もそうでしたが、グロすぎると一周回ってグロがコメディに見えてきますね。笑いを狙ったシーンなのかなんなのかはよくわかりませんが。個人的には一番最初の犠牲者である刑務所警備員が知り合いに激似だったこと(激似じゃなくて本人、つまりは狡噛さんの中の人でした) により、そればかりが気になってしまい、掴みのアクションシーンでふと傍観者になってしまったのも、なんとなく全体をコメディっぽく感じてしまった原因かもしれません。

血糊がずばどば過ぎてお腹いっぱいではありましたが、アクションシーンは手を変え品を変え、というかシチュエーションを変えながら沢山見せてもらいました。無駄にスローモーションを多発させていた”レボリューション・ティガ”より断然見やすい。腕で受けるのが多用されてましたが、あれ、結構痛いんだよねーよくもまあ、あれだけ続けてできるものだと感心すかり。つーか、あの勢いの警棒だったら腕の方が折れるって。良い子は真似しちゃいけません。

スパイや秘密機関の戦闘工作員ではないので、続編というのはないのでしょう。シラット=血みどろアクションはそろそろ血糊以上にお腹いっぱいなので、なにか違うのが観たいです。”Juara”とか”Comic8″とかさー軽いの、来い。

あとは本筋と関係なくツッコミという名の無駄口
・チェルシーたん、自転車の乗り方下手過ぎやしませんか。
・ミーゴレン美味しそう。
・子役がアダムズ・ファミリー
・あんな医者いねえよ
・高級病院の医療費は誰が払うんだろう(<こういうことが気になるから映画観賞に向いてない)チェルシーたんアイリン、超金持ちだな。
・白鯨読んでてなぜにイシュマイル。そこはユヌス(ヨナ)じゃないのか。
・刑事さん、布袋寅泰に似てる?
・そこから破片取り出したのならビジュアルはボウズじゃないの?

なにはともあれ、祝・インドネシア映画一般劇場公開。祝・レイトショーオンリー脱出。3月下旬まで公開、となってますので気になる方はお早めに。2週間くらいで終わっちゃうのかも。

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東京砂
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