WiroSableng観てきた!

旅行記に組み込んでもいいかな、と思っていましたが、大分先になりそう&そのうちに詳細忘れる・・・・というわけでブログで別立て。ネタバレ上等。

インドネシア映画としての初!ハリウッド資本映画 Wiro Sableng。映画の筋としては王道テンプレど直球かと。適度にコメディあり、涙あり、ラブもあり…が萌えはないw

自分にとって、初めてインドネシアの映画館で観るインドネシア映画。なぜか英語字幕がついていた。これはハリウッド資本だからかな?聞き取りと字幕でセリフの取りこぼしはない、と思う。多分。まあ、込み入った話はほとんどしてないので、字幕なくてもいいか。込み入った話をしようとして失敗してる、とも言えるけど。
よくわからん登場人物とか筋がないわけじゃない。

まず、Wiroのご両親、何者だったのでしょうか。つーか、騒ぎに気付くまでが遅いよ、とか。隠れろ、と言われてそれで隠れたことになるのか、とか。狂犬とWiro母の間に、実はなにかあったのじゃないか、とか。でもそれだとハリポタの下手な焼き直しだな、とか。つーか婆様よ、お前さんは何しに出てきた、みたいな。正直、なんでWiroを救出&弟子にしたのかよくわからない。
あそこで小さな手に縋られて、その後の生活が(心情的に)一変したというのはわかるのだけど、スタート地点が謎。この生活に潤い云々はその後の女弟子を結婚させようとする酔っ払い師匠の前振りでもあるのかな。酔っ払い師匠は婆様に振られた過去があるに違いない。
そして、Wiroはアホの子だった。アホの子は嫌いじゃないのだけど、ビジュアルがなぁ。もうちょっと見た目がかわいらしいアホの子だったらよかったのに・・・萌えない。まあここは趣味の問題です。
あとはもう、王様かっこいい。王様いいわー王様。王様らぶ。強いし。
基本、狂犬は出ずっぱりですね。いいですね。次回作に期待が持てる消え方のチェチェップさんもいいですね。でも、あからさまに次を作る予定ありますよなラストってどうなの。黒幕の存在なんて全く匂わせてなかったじゃないかーーーまあいいけど。次作があればチェチェップさん出るだろうし。
猪八戒・・じゃなくて誰だっけ。次作があったら、彼の師匠も出てくるのだろうか。

全体としてはそんな難しく考えずに観られるし、随所に組み込まれるザ・シラットなガンダ的組手が楽しい。唯一のがっかりポイントは狂犬が首ちょんぱになったこと。あいつのように闇落ちするな、山に連れて帰って来い、が婆様の言葉だったはず。現代社会のシラット映画だというならば、ここは3人が協力して力ずくでも山に引きづり帰ってほしかった・・・狂犬が改心を拒む・山に行くことを拒絶するシーンってあったっけ?あったような気もするけど、説得力が弱かったような。「ああ、これはもう無理だな、お山に連れて行くよりも、ここで対決する方が狂犬のためだな」的シーンに覚えがない。あそこまで闇落ちした人間が改心してワイルドカードな仲間になる方が、話として好み。

繰り返しですが、観てつまらない映画ではない。むしろ、シラットクラスタには楽しい。観てて痛くないシラットってヤスミン以来じゃないのかな(ザ・レイド、スカイライン、ヘッドショット、全部痛い。黄金杖はシラットっていうか、ねえ?)

日本で一般公開されるかどうはわかりませんが、インドネシアをはじめとして配給される各国で興行目標を達成し、次作が制作されますように!!!
(日本ではNetflix先行かな…?)

cizma について

東京砂
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