旧古河庭園

秋のバラフェス最終日、旧古河庭園に行って来ました。

たまたま着いた時間にボランティアガイドツアーが出発するところだったので、そちらに参加。おかげで随分隅々までじっくりと見せていただきました。自分だけだったら気づかないところまで回れて、入園料150円が格安に思えましたw
その説明の中で知りましたが、この古河邸の設計者は、東京駅設計者のお師匠さんであり、お雇い外国人として東大で教鞭を取ったイギリス人で、しかもニコライ堂の設計者でもあるそうな。ロシア正教の建物を明治の日本女性と結婚したイギリス人がデザインしてるってなんかスゴイなぁ。神戸の回教寺院(<あえてこう呼ぶ)の設計者って誰なんだろう?

こちら、馬車小屋からフォードを置く車庫と役目を変え、現在は納屋(?)。屋根は本館と同じスレート葺。関東大震災に耐えた古河邸ですが、この車庫は先日の3.11でヒビが!!

北村薫さんの「別宮さんと私」シリーズを読んだばかりだったので、日本に厳然と階級社会が横たわっていた頃の建物・敷地はなかなか見応えがありました。古河財閥の総帥が陸奥大臣から養子(しかも病弱)を取り、その財産分与がこの敷地、というのもなかなかドラマちっくです。

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