仮住民票がクル

5月7日頃から一斉に自治体から「仮住民票記載事項通知書」が送付されるようですね。外国人の住民票作成にあたってのベースとなるデータベースにするのでしょう。
我が家のような”日本人と外国人が同じ世帯(複数国籍世帯)になると見込まれる”場合は「世帯状況確認通知」ってのも届くようです。これは初耳。
「世帯状況確認通知書」とか「仮住民票」でググるといろいろ出てきますが、自治体ごとに表現が違ってちょっと面白い。外国籍住民が多いところの方が、当然ながら事務手続きとして切実なのか、表現が丁寧。
例えばこんな感じ。

外国人登録人口を別立てにせずに人口統計を出している10万人都市愛知県刈谷市の場合・・・
・市役所のHPの多言語化未対応。対応してるように見せかけて実は機械翻訳という超荒技。
・通知文は「7月9日から外国人住民登録制度が変更になり、在留期間が3か月を超え、市内に住所を有する外国人の方は、新たに住民票が作成されます。
 対象の外国人には、5月7日現在の外国人登録情報に基づき、仮住民票を作成し、世帯ごとに郵送します。記載内容を確認し、実態と異なる場合は、必ず市民課で変更・訂正の申請手続きを行ってください。」といういたってシンプルなもの。”世帯状況確認通知”に関する言及はなし。

東京都下だけど限りなく23区な調布市、人口10万のうち外国人は2000人ほどの場合・・・
・あ、ここの市役所ページも機械翻訳だった。
・対象者に関しては「対象者:調布市に外国人登録をしている方(5月7日現在において,次の1~3に該当する方は対象外です。)
 (1)在留の資格がない方
 (2)「短期滞在」など,3ヶ月未満の在留期間の方
 (3)在留期間が2012年(平成24年)5月8日以前に満了する方」
という書き方。こういう感じのを送るから、ここをチェックしてね、という部分もあり。まあ、わかりやすい部類かな?残念ながらコールセンターが多言語とは明記されてない。

23区に入って練馬区はコールセンターが英語と中国語でも対応してる。荒川区は印鑑登録がなくなることも併記してる。調布より23区の方が外国人人口多いんだろう、と思われ。って練馬も荒川も機械翻訳だ・・・自治体は機械翻訳がデフォなんだな、きっと。

そして大本命の新宿区は・・・
いや、さすがに詳しい。というか、書き方が違う。
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仮住民票の作成対象となる方
新宿区に外国人登録をされている方で、区内に住所があり、かつ下記[1]~[4]のいずれかに該当する方です。
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他の自治体では基本的に調布に見られるように「こういう人は該当しません」という書き方の中、新宿は「該当するのはこんな人」という書き方です。この方が正直、わかりやすいと思う。しかも「住民票に移行されない旨の通知書」まで発送するらしい。これは新宿独自なんだろうか?
郵送方法まで教えてくれてる。

よくみたら機械翻訳のページとは別に、外国人向けのHPがある!しかも英中韓だけじゃなくて「やさしい日本語」バージョンが!!さすが人口の15%が外国人。

まあ、どこに住んでる&住民登録するにしろ、拠点としてる現在地と郵便が届く住所が別になってる人は、しばらく郵便物に要注意、ですね。

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