NHKでこんな特集をしていたらしい。
イスラム市場に挑め
ビジネスチャンスとしては理解できるし、イスラム教徒にとっていろんな意味で来日のハードルが下がるのだとは思う。こういうツアーがあるのは、選択肢としてありだ。でも、どうしてもこの手の話題は自分にしっくりこない。”外国人”の”イスラム教徒”の”お客様”だから特別扱いするの?そしてある意味ではその特別扱いを求めて日本観光?観光というか異国に行く醍醐味はどこにあるんだろう?
キブラの方向なんて自分で調べればいいじゃん。ツアコンの、あるいは旅行会社の仕事じゃないよね。
大仏があるところは配慮して行かない?ま、今回のツアーに限って言えば、恐らく”お客様”のマレーシア人ムスリム側に需要がないんだろう。でもなあ、なんかなぁ、納得いかないなぁ。そして、もし、全部のイスラム教徒向けツアーを「マレーシア」ムスリムの行動を基本に旅行行程を組み立てるのだとしたら、どうにも無理な話だな、と。仏像を”名所”として見たいムスリムも居るわけで。それに他人様が”信仰”しているものを敬意をもって見学する、というのも人生経験として必要じゃないのかな、と思ったりもする。避ける・近づかないだけが能じゃないでしょ。折角日本にまで来てるのに。ツアーの数自体が少なそうだから、今はまだオーダーメイドで仏教関係を避けるのかもしれないけどさ。訪問者数やツアー数が増えてきたらいろんなバリエーションができるんだろうか?
「日本に来たら、全部きちんとやってくれるから、どんどん行こうよ、と言っていただけるような環境」
うーん・・・”やってくれる”必要はない、と思う。自分が”やれる”環境があればいい。そして、”やろう”とすることを邪魔しないでくれればいいかな、と。多分、ホストとゲスト、お互いにちょっとの思いやりで済む話であって、特別扱いは、いらない。なんていうか、いろんな人がいてそれに柔軟に対応するけどそれは別に特別なことじゃなくて普通のこと、という社会じゃなければ、結局は来づらい、ひいては”生きにくい”国のままなんじゃなかろうか。
深いね~。でもよくわかる~。逆に「全部きちんとやってくれる」ことを日本人は要求するってことがバレバレで、なんていうか恥ずかしー!
あ、そうか、裏を返せば日本人は”至れり尽くせり”を基本にしてる、ということにもなるねぇ。それに思い至らないあたり、もう自分がいろいろとドロップアウトしてる感じがするw
まぁこれをきっかけに次回からは個人で来ようという気になればいいのではないかと思いますが。
そうですね、ひとつのきっかけにはいいですよね。でもなんかしっくりこないーーー旅の醍醐味は人それぞれなだし、大きな(?)ビジネスチャンスなんだろうことは理解できるんですけど。うーん・・・
まあ、アテンドで来日経験のあるインドネシア人ムスリムに関しては、食べ物以外ではあまりアテンド側も苦労するって話は聞いてないんで、大仏を観光地として行く人は案外多かったりすんじゃね?
インドネシア人はそうでしょうね。昔々アテンドしたとき、仏教寺院に対するインドネシア人とマレーシア人のテンションの差がすごかったです。食べ物に対するこだわり方も大分温度差があったし。なんにしても、基本的に食べ物以外ではそう大きな苦労ってないはず。食べ物だって何も食べられない、というわけじゃないんだから、”至れり尽くせり”にする必要がよくわからないんですよ。・・・ってそれがわからないからビジネスチャンスを掴めないのかもw 起業家にはなれませんわー