総合格闘技シラット?

ONE SILATというシラットをベースとしたプロ興行が本格始動するようだ。うーん…「伝統」と「興行」の両車輪を回すことでシラットを盛り上げる、ということなのだとは思う。競技シラットという”アマチュア”の延長上になんかしらの”プロ”がないと普及発展が頭打ちだ、という意識もあるのだろう。理解はできるし、ある意味、自然な流れかもしれない。1000年、何も変わらずに今のシラットがあるわけではないのも自明。
この興行シラットが伝統シラットに還流しなんらかの化学反応を起こした時、あれが”良い”ターニングポイントだった、と後世に記録されるものとなることを願うのみ。

そして伝統側の危機感は恐らく、このイベントに集約されていると思う。

ONE SILATがマレーシアとシンガポールに主導され、Tangtungan Projectがインドネシアの草の根(=IPSIではない)に率いられているのは、なんだかいろいろと象徴的だな。

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東京砂
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