テロ対策訓練

現場で↓を堪能、もとい、見学してきました。

ドローン迎撃ドローン出動! テロ訓練で初公開 東京マラソンひかえ
東京マラソンのテロ対策訓練 不審ドローン捕獲も
警視庁、「迎撃ドローン」捕獲初披露=対テロ訓練で小型不審機、空中確保

テレビでこの手のニュースを見ることはありますが、実際に見るのは初めてです。テレビで見てても、こう、気恥ずかしい、というか、シナリオがベタベタ(バレバレ)で、うわーって感じになります。そして結局、現物もそんな感じでした。
シナリオ1は不審者制圧、爆発物処理でしたが・・・いやあ、あんなわかりやすい不審者でいいのか。

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なんか今大会から金属探知ゲートの導入と、コートの中(脱ぐわけじゃないですよ)の確認が行われるそうです。そして、それをあからさまに拒否る犯人。っていうか、拒否る前から既に会場に苦笑が広がる…どう見ても「不審者でござい」状態なので。警備員に警察官を呼ばれ、リュックの中は爆弾だ!!と喚きながら彼らの接近を阻み会場入りを強行しようとする犯人と、それを阻止・制圧する警察3人+警察犬(所属はそれぞれ違うのかな)

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大真面目なだけに楽しい。とか言ったら不謹慎なんでしょうか。いくつかシナリオがあって、公開の場で見せるシナリオには制限があるんだろうな、とは思います。そうじゃなかったら、ちょっとあんまりだ。だって、この犯人のジャケットの下に何があるか確認できてないんですよ?自爆狙いだったら、警察犬共々殉職じゃん…
あと、犯人もトロすぎる。鞄に爆弾が入ってるなら「近寄るんじゃねえ!!」って脅すだけではなく、会場に向かって投げりゃいいのに。もしくは単独犯ではなく、鞄の起爆スイッチは遠隔で、そのスイッチ持ってる人がどこかで操作してたらどうすんのこれ。
とかとか思ってしまうのは映画の見すぎでしょうか。
シナリオ2のドローンによるドローン制圧は、会場から歓声が挙がってました。テレビや報道もこっちがメインになってるようですね。
今回参加して一つ覚えた単語は「自主警備員」。どうやら警備会社の警備員のことをこのように呼ぶようです。自主警備員の荷物確認を拒否するので警察官が呼ばれた、みたいな使い方。自主警備員…なんかすごいボランティアっぽい響きがあります。
あとは日本の当局の考える「テロ」というか「世界」って狭いなあ、と実感しました。東京マラソン理事長、湾岸警察署長、海上保安庁部長、東京マラソン事務局長による挨拶や講評の中で聞かれたのは「東京マラソンは2013年のボストンマラソンテロを受けて、テロ対策を検討するようになった」ということと、残念ながらテロが引き続き発生している、として挙げたのは「昨年11月のパリ」。直近のイスタンブール、ジャカルタは???4人も壇上に立って、一人も言及しないってどういうこと…
しかも会場に入るのに荷物チェックも、事前申込したメールへの「受け付け完了メール」の提示要請もなかった。そのくせ、公安と思しきおじさんに後ろに立たれたw 
ま、何事もなく、無事に東京マラソンが開催されることを心から願ってます。

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