言葉の壁

ホントにもう、世間に広がるマレーシアとインドネシアで言葉が同じという認識は、是非改めて欲しい。まあ、インドネシアと言ってもスマトラなんかはマレーシアエリアと言葉が似通ってるとは思うけど。とりあえずジャワなインドネシア語に慣れてる身としては、マレーシアには言葉の壁があるですよ。
おかげで、空港への送迎で全く話が噛みあわないことに・・・

出発時間の5時間前にホテルを出る、と。インドネシア組は14時の飛行機、シンガポール組は15時、cizmaは14時45分、タイ・フィリピン組も15時前後らしい。何が違うのかわからないけれど、複数人居るインドネシアなどは10時発のバスで、cizmaは9時45分発のkeretaで空港へ、と言われる。問題はインドネシア組のうち1名は飛行機が13時なこと。彼は他のメンバーと共に10時に出ると、渋滞にはまった場合に困る。そこでcizmaとkeretaに同乗でいいか、と提案される。
マレーシア語に慣れてる方にはこれが「車」なことは自明ですが、cizmaにとってkeretaは電車。もう、てっきり、一人移動な自分にはKLIAエクスプレスが手配されたのかと思いましたよ。エクスプレスの出発駅まで送ってくれるのか。13時発のインドネシア審判と一緒に移動は構わないけれど、9時45分と10時じゃ出発時間は15分しか変わらない。彼はバスで友人と一緒の方がいいのでは・・・?などと送迎手配のマレーシア人とやりとりしますが、どうにも話がつながらない。向こうも頭の上に?を浮かべ、こちらも話が呑み込めない中、ようやっと、マレーシアでkeretaは車(乗用車)だと気付きました。

要は単独移動のcizmaはバスではなく乗用車移動なので、それにインドネシア人審判を同乗させてくれ、と。出発予定時刻は15分しか違わないが、バスと乗用車では乗用車の方が早く着く、と。・・・なるほど。

なんていうか、こう、同じ単語で違うものを指すのが一番ツライ。SepakBolaがBolaSepakなのはただの違和感、ToiletがTandasなのは別物、でもKeretaが一方で電車、一方で乗用車ってのは話がこんがらがる。広告でみたPejabatも意味不明だった。どうやらkantor(office)のことのようですが、インドネシア的には「要人」です。無機物と有機物の違いは大きすぎる。なんでこうなった・・・

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東京砂
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